公益社団法人 山門(やまと)青年会議所2017年度 基本理念・理事長所信・基本方針 第43代理事長 石橋 輝喜


【基本理念】

日々挑戦
~失敗を恐れない挑戦が道となり、新たな価値を創造する~

【はじめに】
青年会議所に入会する以前の私は、覚悟をもって挑戦することから逃げていました。物事について一生懸命取り組んではいたのだが、恥をかくのが怖いから、自分をさらけ出して失敗することを恐れて、いつしか変化を嫌い、自ら限界を決めていたように思います。大きな成功を手に入れるためには、失敗は避けられない。そこで、失敗をしないという行動をとることもできるが、失敗をしないということは同時に挑戦しないことを指し、結果成功もしないことにつながります。時代の変化への対応とたゆまぬ挑戦をし続け、独自性のある新たな価値を創造することは青年の責務であり実行しなければなりません。そして、挑戦し続ける組織で得た友情は人生において多大な影響を及ぼし、自らの人生に彩を添えます。そのためにも、一人ひとりがプライドを持ち、日々の活動を邁進することで自身を成長させる必要があります。強い指導力を発揮し説得力のある指導者になり英知と勇気と情熱を持って、地道にそして着実に地域に貢献することで私たちの理想とする明るい豊かな社会が実現できると考えます。

【強い絆と魅力的な人材が溢れる組織への挑戦】
日本青年会議所の全国会員総数は1988年の約67000名をピークに現在は約32000名に半減しました。私たちも例外ではなく様々な要因により減少傾向であるのが現状です。すべての会員は40歳を超えると現役を退かなくてはなりません。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を新鮮なものに保ち、果敢な行動力の源泉となっています。青年会議所での活動は、よりよき明日をめざして私たちの住む地域社会、国家、世界のために、常に進歩への挑戦を行う、理想と具体的な施策をもった青年の運動なのです。その運動を継承し発展させるには、私たち一人ひとりが自らの言葉で青年会議所活動とは何であるかを語り、一人でも多くの同志を集めなければなりません。そのためには、青年会議所には、あらゆる社会問題に対してのセミナーや、個々の能力開発に関する形態化された能力開発プログラムが多数準備されており、それらを活用し個々のスキルアップを実現する必要があります。40歳までと限られた時間の中で、自主的に学ぶ姿勢を持ち行動することで、多くの学びや友情を得ることの出来る青年会議所の魅力を高め、多くの市民に発信し続けます。

【新たな価値を纏う地域づくりへの挑戦】
2016年、国は、日本全体の人口の将来展望を示す「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」を踏まえて今後5か年の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。その中に、地方の個性や価値を最大限に活かしていく発想の転換が必要であると述べられています。私たちがめざす「地域主権型社会」の実現に向けたひとつの流れであり、具体的に地方の特色を打ち出す時代が到来しています。昨年、2014年に創立40周年ビジョンに基づき新たな連携の形として提唱し打ち出した「PARK SUMMIT」を念頭においた例会で、多くの団体や行政と意見交換や相互理解を図り、貴重なまちづくりのヒントを得ると共に、立場などが違っても協同し合える素地を築くことの重要性を多分に感じました。属性が異なっていても、同じ目的を見出しつつ各々が得意とする手腕を用い、多くの団体がまちづくりに注力できれば、潜在する地域資源を有効活用し新たな価値を生み出すことは可能です。言い換えれば、私たちの運動や事業がより価値を生み出すには、私たち以外の諸団体との協同が必要不可欠なのです。そのためにも、青年会議所と様々な団体が手を取り合い、自ら市民の先頭に立って、市民、行政と問題意識を共有し、この地域の未来のために情熱をもって挑戦し続けなければならないと考えます。

【折れない心を持つ青少年育成への挑戦】
この地域を将来牽引する子どもたちが健やかに成長することは、青年会議所メンバーだけではなく万人が願うところです。しかしながら、世相の変化により、近年子どもたちを取り巻く社会環境は、私たち大人に影響される要素が多分にあります。人生には大なり小なり乗り越えなければならない壁があったり、また乗り越えられず挫折したり、予期しえない事柄に見舞われることもあります。そのような苦しい局面を乗り越えられる、しなやかで簡単に折れることがない心を子どものうちから育むことが大切です。また、子どもたちは人との出会いや様々な体験によって変容し、感動することによって自分自身の将来の夢を描き始めます。そのためにも、私たちはこの地域の未来を担う青少年にこの地域の素晴らしさを体験し、自分たちで地域の価値を創造する機会を提供しなければなりません。これらの経験を与え、子ども達の豊かな発想力を最大限に引き出し、失敗を恐れず挑戦する青少年育成をめざします。

【強固な組織力と透明性のある組織への挑戦】
「組織」とは共通の目的を持ち、役割分担やルールに従って動き、より効率的に共通の組織目標を達成することを通じて、各組織の成り立つ成果を達成するための集団をいいます。総務運営をなくしては組織を維持することは困難です。時代の変化に即した青年会議所となるために、一般庶務の円滑な遂行と現在の組織に則した諸規則の見直しが急務です。広報においては、JCの魅力を発信する新たな試みや迅速な情報発信を、伝統と革新のバランスを考え挑戦し続ける必要があります。また、公益社団法人として、これまで以上に組織の透明化、情報の開示に努めていくことで、地域社会とのつながりや信頼関係を強固なものとしていかなければなりません。

【出向の意義と積極的な挑戦】
日本JC・地区協議会・ブロック協議会では、地域や国の発展のために、各地から多くのメンバーが集い、物事を多面的な視点で捉え、多種多様な価値観で運動を展開しています。そして様々な出向の経験は、青年会議所活動だけではなく、ビジネスにおいても大きな変化をもたらし、そのような環境に身を置くことは、自らの価値観を大きく変化させ新たな発想を生み出す原動力となります。また、出向者にはLOMの代表として、大きなフィールドで存分に力を発揮し、成長の貴重な機会を得ることと共に、広くネットワークを築き、友情というかけがえのない財産を手に入れていただきたい。そして、出向先で得られた多くの経験や学びをLOMに還元することこそが、出向者やLOMにとって出向の意義と考えます。そのためにも、各種事業や大会にメンバーが一人でも多く参加し、LOM全体として関わり共有する必要があります。出向の意義を十分に理解しつつ自分にはできないという固定観念を打破し、積極的に参画することに挑戦してほしい。

【おわりに】
日々挑戦。それは挑戦を繰り返すという意であり私にはできないという固定観念を振り払うことを指し、挑戦に大小はなく自分自身で決めることが重要であると考えます。また、「本当の失敗は、挑戦しないことだ」という言葉がありますが、挑戦には成功や失敗などの事実は重要ではありません。成功するために失敗しない努力も重要ではあるが、失敗したときほど学びが大きいという事実も存在し後者のほうが大きく成長につながると考えます。これまでも、挑戦を繰り返し、挫折を乗り越えた達成感と喜びから生まれる感動を共有し、たとえ目的を達成することができなかったとしても、健闘をたたえ、お互いの絆を深めてきました。試練が困難であればあるほど感動は大きく、そこで生まれた友情は深くなる。この原則は、どんなに環境が変化しようとも永久不変です。泥臭く、しかしながら青年らしく清々しい心を持ち続け突き進んでいこう。今日より明日(あす)を良くするために、日々挑戦。

【基本方針】
1. 50名体制の確立
2. PARK SUMMIT 2017 に向けた連携強化と実施
3. Roots of children vol.4 の実施
4. LOM事業の連携による新たな価値の創造
5. 会員の資質向上を主軸とする例会の実施
6. 迅速な事業の記録と広報活動
7. 第5エリア交流事業の構築と実施
8. 出向者への支援と、各種会議、大会への積極的な参加
9. 八女・筑後・山門3LOM合同事業への参画
10.矢部川くすべぇプロジェクト実行委員会への参画
11. 九州クリエイターズマーケット vol.11 への協力